昔語り 2 | 赤い糸、絡ませて。

昔語り 2

 

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  「昔語り 1」


そんなわけで、一番古い記憶がこんな感じ。



その後、幼稚園に入園。

うちは無宗教なのだけど、入ったのはカトリックの幼稚園。

何故って。

多分、一番家に近かったから。かな。笑


もちろん、礼拝やお祈りの時間の時間は当たり前で。

事実、わたしは卒園するまでずっと、

「神様は実在している」と思って疑わなかったし。


そして、

近しい人のに、初めて触れたのもこの頃だ。


卒園間際のこと。

長く入院生活を送っていた、同じ組の女の子が亡くなった。

原因不明の病気だったのだと聞いた。


わたしはその子と一度だけ、遊んだことがある。

わたしと彼女と、彼女のお父さんで公園に出掛けた。

その帰り道、「つかれた、つかれた」と彼女がぐずり出して、

彼女のお父さんが、渋々彼女をおぶって帰った覚えがある。

その後くらいから、次第に彼女が幼稚園を休みがちになったのだったか。


園内で行われた彼女の告別式では、たくさんの花が飾られて、

先生も友達も保護者も、みんなが祈りを捧げた。


ひどく泣きじゃくる友達に、先生が言う。

「○○ちゃんは神様の所へ行ったのだから、泣いちゃだめだよ。」

でも、そう言った先生も泣いていたのを覚えてる。


ここで過ごした二年は、その後の考え方に少なからず影響を受けた。



卒園して、小学生に。

この頃は手が付けられない位に男勝りだった女子、テツカ。

兄が二人に、近所の幼馴染は男の子ばかり。

口が悪い、手が早い。

そりゃそうなるよ。と言っておきたい。笑


そんな小学校生活で起きた、とある事件。

これは、わたしに色濃く影響を残していくことになった。